下眼瞼内反の手術について

当院は逆さまつ毛の患者様が非常に多いです。

今日は下のまぶたの逆さまつ毛の手術法について ご案内いたします。

 

逆さまつ毛は、10歳を過ぎると治らない事が多いというエビデンスがあります。

 

10歳以下のお子様でも、手術をした方が良い症例もあります。

☆よく眩しがる しかめっ面をする

☆目やにがよく出る

☆眼球、角膜に慢性的に傷がついている

☆乱視や弱視の可能性のある方

などです。

 

下眼瞼の逆さまつ毛の治療は基本的には切開法で行っております。

ホッツ変法といい、睫毛の生え際の下1,2ミリのところを切り、睫毛を外側に向ける方法です。

再発例や重症度によっては、皮膚を切除したり、眼輪筋の減量、または瞼縁の所に切開を入れ さらに睫毛がしっかり外を向くような工夫もしております。

 

手術前

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術後3ヶ月


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下のまぶたに細い二重ができるようになります。人によっては 赤く少しあかんべーをしているような感じになります。

 

こちらは、術後2週間です。少し睫毛下の窪みが目立ちます。
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こちらは術後3ヶ月です。

傷の改善の経過とともに 見た目も自然な感じになってきます。


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ちなみに睫毛乱生 何本かが乱れて生えており

チクチクする場合、不確実性がありますので当院では電気分解は行っておりません。毛根ごと一本ずつ切除する手術を行っております。

 

また動画もご参考になさってください。

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