自己免疫の高め方

 

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今回のコロナウイルス感染の流行をきっかけに、『自己免疫力を整えること』に皆さん興味があると思います。

今日は「自己免疫を高めるためにはどうすればいいのか?」と言う事について書きたいと思います。

健康な食事はとても大切で、適度な運動も自然免疫を高めるためにとても意味があると思います。ヨガやアロマセラピー、あるいは鍼灸、漢方といった施術や代替療法などにも有効なものがあるかもしれません。

コロナウイルス感染については、若い人はウイルスにかかっていてもほとんど症状が出ないことも多いということが、頻繁に言われていますね。高齢になる程重症化しやすいと。このことからも、「加齢」は自然免疫を低下させる大きな要因であると言えますね。  

では、「加齢」とはなんなのでしょうか?

「加齢」を一言で言うと、体の中に「炎症」が起こり、活性酸素が発生しやすくなっている状態と言うことが出来ます。よく言われる「アンチエイジング」と言うのは、体の炎症を鎮め、活性酸素を低下させることす。感染予防にアンチエイジングは非常に役立ちます。見た目形だけのことではないのですね。

もうひとつ重要なのは過大なストレスです。

毎日の報道、錯乱する情報。コロナに対する不安。それ以上に生活や人生に対する不安感。この不安感(ストレス)が一番良くないです。まず心身ともに明朗で楽観的にあることが、適切な免疫を高める上で最も大切なことだと思います。「いつもより体調が悪い」=「免疫力が低下したとき」に、いつもなら感染を防御してくれる自己免疫力が不足して、防御しきれなくなります。このことは、コロナ以外の風邪や他の身体の病気全般に関しても、同じでないかと考えています。 

 

漢方で言えば 感染の初期症状に関しては、それぞれの体質にあった処方薬で体質を整えることで重症化を防ごうと治療されます。もともと水のたまりやすい方はそれを整えるとか、栄養がたりない方はそれを補うこ漢方治療をして、自分の体質を整えることが大切です。また、予防という観点からは、一般的に補剤といわれる「エネルギーの補充や栄養の補充」を行うタイプのものが、感染の予防に役立ちます。補剤の代表には、補中益気湯十全大補湯、人参養栄湯など、があります。元気の「気」をおぎなったり、「気」とともに栄養の「血」も補う代表処方になります。どのタイプもそれぞれ効果がありますし、自分の体質にあったものを選ぶとより効果は高まります。一度自分の体質を知れば、これから先ずっと体調不良で困った時に役立てられる、という長期的なメリットもあります。

 

体内を整えるという点からは、腸内細菌が整うことも大切です。実は、免疫細胞の70%は腸管に存在していることが分っています。東洋でコロナが重症化しにくい要因の一つだと言われている、発酵食品の摂取(ヨーグルト、味噌、納豆、キムチ)ですね。これに関しては、サプリや処方薬も役立ちます。

さらに、当院で行っている高濃度ビタミンC点滴も、体調を整えてウイルスを予防すことに役立ちます。ビタミン点滴は大量のビタミンが急速に体内に入る点がおすすめです。

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私は最近は定期的に高濃度ビタミンC点滴と糖化・酸化防止サプリメントを摂り、自分の免疫を整えています。なるべく自分の中の不安に巻き込まれず、10分程度ですがマインドフルネスな呼吸法と毎日のヨガのポーズを心がけています。特に呼吸法は、たった10分でもストレスが軽減されてお勧めです。

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