スキルアップ!アートメイクの「よもやま」。


昨日は看護師のMちゃんが、アートメイクスキルアップ講習を受けました。おおたけ眼科では3年前からアートメイクの施術を行っております。

何故?眼科でアートメイク?と思われる方もいらっしゃると思います。私が美容医療に非常に興味があり、周知の通り美容メニューも数多く提供させていただいております。自由が丘でアートメイクをやるところがない!という患者さんからの要望もありました。また、眉は目に近い部分ですから目周りの美容の一環に組み込もうと始めた事でした。

日本ではアートメイクは「医療行為」なんです。平成17年に医師法の範疇となり、医療行為と認定されました。規制が緩い頃はいろいろなサロンでアートメイクが行われていましたが規制が厳しくなってからは各地で逮捕者が続出しました。自由が丘でもアートメイクを出来るところは一軒もなくなってしまいました。お風呂に入ったりプールや海水浴で書いた眉毛が消えてしまい、「これだれ詐欺」 にならないようこっそり眉を書いたことのある女性は多いのではないでしょうか。笑

 
 なぜ、医師法の範疇なのかと申しますと、針(ブレード)を人体に刺し、色素を皮下に入れるので、アートメイクも医療行為という解釈です。染料も金属を含まないオーガニックなものを取り入れたりしています。
(入れ墨(タトゥー)は歴史的風俗的土壌の上で古来から行われてきたもので歴史的な背景を有するものだから医療行為ではない、ということで逆転無罪判決もくだされていますが今日はアートメイクに限ったお話をします。なぜならば、アートメイクは芸術ではなく基本に忠実な医療技術です、というところがポイントです。)
 
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とはいえ、アートメイクもすごく進化しています!昔はべた塗りのアートメイク眉でした、今の若い方は知らないかしら・・・?それが3Dから4Dへと進化し、最近は、ぼかし眉なんていうのもできます。でも眉毛は生え方、向きの基本が変わらないので実は基本にバリエーションをつけるだけなんですけどね。
デザインを決めたら、その枠の中に、とにかく基本に忠実に忠実に毛を1本1本描いていきます。この時に、近年は針ではなく特別なブレードという刃を使います。皮膚には傷がつきますし出血も多少はします。感染予防(消毒管理)や清潔管理を知らない人が施術をするのは危ないし、もし後から腫れたり感染をおこしても当院では迅速な対処ができます。
さらに麻酔(塗る麻酔・局所麻酔)も行えます。当院では院長の私か、看護師、歯科医師歯科医師である母が器用でして、数多く施術しています。)が医師の監視のもとアートメイクを行っております。
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何事も基本がいちばん大切です。基本に忠実に、丁寧に、それにバリエーションを加えていく。基本と応用、器用さと安全性。だから私はやはり、アートメイクは芸術ではなく、医療行為だと思っています。(タトゥーのような芸術作品ではない。)刺青とは異なる浅めの皮膚層に行うので1年〜5年くらいしかもちません。
また当院でのアートメイクの染料には一切鉄分などの成分は入っていませんので、MRIなどの検査に支障が出ません。
また当院でアートメイクされる方はなんと年齢層が非常に高いです!20歳代の方からいますが40歳前後が1番多く、50歳代の方も多く70代以上のかたもチラホラいます。男性もいます。美意識が高いですね。聞いたら恥ずかしくて、美容のクリニックに行きづらいそうです。

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バリエーション
さてさて、うちの看護師Mちゃん。もうかなりの人数をこなしていますがさらに上達しましたよ。バリエーションが増えたというか。
アートメイク」のカテゴリーのところに実例を挙げていきますね。
電話で直接ご予約、キレイパス、くまぽんからの予約が可能です。
 
ちなみにアイラインのアートメイクは希望者に対して全症例を院長の私が行っております。アイラインは目のキワの粘膜近くに施術するので滲みやすいし非常に腫れやすいです。ほとんどの方が腫れるのですが1日ないしは2〜3日で治りますので心配はありません。
 
お化粧は楽になり、お出かけの準備も時間がかかりませんしお化粧を落としても眉やアイラインがしっかり描いてあるだけでスッピン感がないです。これから夏場は特にお勧めいたします。
 

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